教員総覧 - 竹元　規人

■ 学歴

1.	2004/04～2007/03	東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学
2.	2010/09 (学位取得)	東京大学博士(文学)
3.	2002/04～2004/03	東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了修士(文学)

■ 教育・研究紹介

教育は，初級～上級の中国語と，中国古典学（漢文学），近現代の中国全般（日本等との比較を含む）に関する講義・演習・卒業研究指導を行っています。大学院では国語教育コースの中国古典学（漢文学）科目を担当しています。研究は，20世紀中国における中国史認識と，そうした認識を支え，再生産する広義の学術制度の研究をテーマとし，最近は近代以前からの学術の展開過程により関心を向けています。

■ 最近の研究課題・キーワード

中国哲学、印度哲学、仏教学, 思想史　（キーワード：近現代中国思想史・学術史、20世紀中国、史学史、大学史、中華民国史）

■ 著書・論文歴

1.	著書	陳独秀文集1初期思想・文化言語論集 56-89頁（共著） 2016/06
2.	著書	紀念雷海宗先生誕辰110周年　中国第四届世界古代史国際学術研討会論文集 91-100頁（共著） 2016/03
3.	著書	講座東アジアの知識人３　「社会」の発見と変容 17頁（共著） 2013/12
4.	著書	リベラリズムの中国 18頁（共著） 2011/09
5.	著書	“傅斯年学術思想的伝統与現代”研討会論文集 17頁（共著） 2011/06
6.	著書	新編原典中国近代思想史６　救国と民主　抗日戦争から第二次世界大戦へ 10頁（共著） 2011/03
7.	著書	新編原典中国近代思想史５　国家建設と民族自救　国民革命・国共分裂から一致抗日へ 45頁（共著） 2010/12
8.	著書	中国における「近代知」の生成 41頁（共著） 2007/12
9.	論文	目録学・哲学・史学――顧頡剛の学術志向の転換と章学誠への評価東洋史研究 82(1),36-67頁（単著） 2023/06
10.	論文	『文史通義』內篇五譯注東方学報 97,235-373頁（共著） 2022/12
11.	論文	『文史通義』內篇四譯注東方学報 96,117-269頁（共著） 2021/12
12.	論文	「新文化運動」と「文化主義」――日中間の思想の同時代性と差異中国研究月報 74(5),2-14頁（単著） 2020/05
13.	論文	崔述「古文尚書辨偽」略説福岡教育大学国語科研究論集 (60),11-28頁（単著） 2019/02
14.	論文	『文史通義』內篇二譯注(2) 東方学報（京都） (93),67-119頁（共著） 2018/12
15.	論文	書評　山室信一著『アジアの思想史脈--空間思想学の試み--』『アジアびとの風姿--環地方学の試み--』史学雑誌 127(3),75-85頁（単著） 2018/03
16.	論文	顾颉刚在厦门大学的《尚书》讲义——兼论顾颉刚“王肃伪造说”的学术史背景和意义史学史研究 (166),29-41頁（単著） 2017/06
17.	論文	顧頡剛の尚書研究(1) 福岡教育大学紀要第一分冊 (65),25-35頁（単著） 2016/02
18.	論文	崔述の「再発見」と顧頡剛--近代における清代学術評価の問題をめぐって-- 福岡教育大学国語科研究論集 (56),59-74頁（単著） 2015/03
19.	論文	顧頡剛の疑古学説と同時代日本の諸説との比較九州中国学会報 52,61-75頁（単著） 2014/05
20.	論文	顧頡剛の疑古学説に対する史料論的検討九州中国学会報 51,106-120頁（単著） 2013/05
21.	論文	国立中山大学語言歴史学研究所から国立中央研究院歴史語言研究所へ――学術構想，研究活動と研究人員に関する整理と分析―― 福岡教育大学紀要第一分冊 (59),65-109頁（単著） 2010/02
22.	論文	顧頡剛、傅斯年の中国上古史研究と民族論・疆域論中国哲学研究 (24),229-250頁（単著） 2009/11
23.	論文	中央研究院第一次院士選挙(一九四八年)の構造－－第二届評議会評議員選挙との比較のもとで－－中国－社会と文化 (23),175-193頁（単著） 2008/07
24.	論文	通史における思想・学術中国研究月報 61(５号(特集・『中華民国史』)),18-24頁（単著） 2007/05
25.	論文	胡適の中国哲学史・思想史構想とその困難――「宗教」、「科学」、「ルネサンス」中国哲学研究 (21),111-207頁（単著） 2005/11
26.	論文	歴史はいかに作られるか――初期顧頡剛における古史と民俗中国哲学研究 (19),1-141頁（単著） 2003/06
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■ 学会発表

1.	2023/03/19	『春秋』から『尚書』へ――二つの今古文論争（中国近代における経書の受容と変容）
2.	2022/07/31	戴震と章学誠と胡適――乾嘉への接続と学術史の文脈（近代日本・中国における章学誠研究熱の形成とそのインパクト―内藤湖南、胡適および20世紀中国学の諸相―）
3.	2019/11/24	「新文化運動」と「文化主義」――日中間の思想の同時代性と差異（五四運動百年記念シンポジウム）
4.	2019/06/22	従1920年左右日本的社会思潮来看中国新文化運動（百年回看五四運動--北京大学紀念五四運動 100 周年人文論壇）
5.	2018/12/14	崔述的《尚書》論（『尚書』解釈の過去と現在）
6.	2017/09/30	『陳独秀文集』の編訳に携わって（シンポジウム民国史の中の陳独秀）
7.	2016/12/04	対儒教的歴史性反思和現代国家：以胡適為例的考察（国際儒学論壇・2016——“儒家視域中的家国天下”）
8.	2016/08	顧頡剛在厦門大学的《尚書》講義：兼論顧頡剛“王粛偽造説”的学術史背景和意義（第一届中華史青年論壇）
9.	2015/10	「読書」と「歴史」――顧頡剛の中国学術史上における位置について（日本中国学会）
10.	2015/05	顧頡剛の尚書研究の方法と経緯に関する考察（九州中国学会）
11.	2014/11	学術的進与退：関於章太炎的一種考察（章太炎的解讀與現代中國思想工作坊）
12.	2013/11	簡論増淵龍夫的同時代史考察（“日本東洋史研究的回顧与反思――以増淵龍夫的研究与思考為中心”研討会）
13.	2013/05	顧頡剛の疑古学説と同時代日本の諸説との比較（九州中国学会）
14.	2012/10	「清華学派」再考：1930年代の国立清華大学文学院（日本現代中国学会第62回全国学術大会）
15.	2012/06/15	雷海宗在1930年代中国新史学語境中的挑戦（雷海宗先生誕辰110周年紀念会）
16.	2012/05/13	顧頡剛の疑古学説に対する史料論的検討（九州中国学会）
17.	2010/08/27	“歴史”与“語言”還是“歴史語言”？：試論傅斯年関於philology的思想（傅斯年学術思想的伝統与現代研討会）
18.	2010/08/17	“激進与保守”的対立結構与1920年代疑古史学（第三届中国近代思想史国際学術研討会）
19.	2008/09/14	1930年前後中国関於“学術自由”、“学術社会”的思想与制度（“近代中国思想史上的自由主義”国際学術研討会）
20.	2006/10	中央研究院第１次院士選挙与20世紀前半期中国的学術――以人文組為中心（東大シンポジウム「近現代中国と東アジアの公共性：自由と統合をめぐって」）
21.	2006/10	論1928年左右顧頡剛和傅斯年的学術路向及其分岐（上古史重建的新路向曁『古史辨』第１冊出版80周年国際学術研討会）
22.	2006/08	顧頡剛、傅斯年和費孝通1939年有関中華民族的討論：対昆明『益世報』和傅斯年未刊草稿的分析（第２届中国近代思想史国際学術研討会）
23.	2005/10	歴史与史料――1930年前後中国的歴史学家（第２届近代中国思想与制度学術研討会）
24.	2004/04	「伝統」の内と外――胡適の中国哲学史／思想史論（日本現代中国学会関東部会修士論文報告会）
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■ 研究シーズ集

1.	中国清代から近代に至る「読書」と「歴史」の関係の研究

■ researchmap

J-GLOBAL

■ 所属学会

1.		中国社会文化学会
2.		九州中国学会
3.		日本中国学会
4.		日本現代中国学会
5.		東方学会
6.		福岡教育大学国語国文学会
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■ 公開講座等

1.	2009 楽しみながら異文化にふれてみよう
2.	2008 楽しみながら異文化にふれてみよう
3.	2007 楽しみながら異文化にふれてみよう

■ 講演・講義・研究会等実績

1.	2014 中国近現代史国際交流系列座談会之一
2.	2014 學術史在日本的中國近現代史研究當中的位置
3.	2012 論1928年前後中国新史学的開展
4.	2011 国立清華大学（南京国民政府期）の特質と学術的地位に関する考察
5.	2010 従中山大学語言歴史学研究所到中研院歴史語言研究所
6.	2010 顧頡剛和傅斯年的中国上古史研究与民族論、疆域論的関係
7.	2008 1930年前後中国における「学」をめぐる思想と制度
8.	2008 顧頡剛と傅斯年の中国古代史像：その民族論との関わりから
9.	2004 胡適の中国哲学史・思想史の構造分析，及びその困難の検討
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