(最終更新日:2025-05-23 19:49:49)
  シミズ チエ   Shimizu Chie
  清水 知恵
   所属   福岡教育大学  教育学部 保健体育研究ユニット
   職種   教授
基本情報
■ 学歴
1. 2000/04~2006/12 九州大学大学院博士課程 人間環境学府 行動システム専攻 博士課程修了 博士(人間環境学)
2. 2003/09~2003/12 The Centre National de la Danse (CND)/Groupe de danse_Jacky Taffanel 留学
■ 専門分野
1. 舞台芸術(実技):現代舞踊(コンテンポラリーダンス)
2. 舞台芸術学(時空間変容)
3. 身体/表現心理学, 運動学
■ 教育・研究紹介
●私は現在,日常動作と一線を画す舞踊の動きの運動学的な側面に着目し研究しています.この研究は,関節から関節へ全身を滑らかに連動させる動かし方に加え,身体調整法から動き方のヒントを得ました.連動性がより意識しやすいゆっくり動くこのアプローチは,ストレッチや,ポーズやフォームのあるヨーガ等の動きとも異なるもので,「全身連動性ムーブメント・アプローチ」として作成し,適用を試みています.

このアプローチを用いた介入前後で行った,3次元動作解析からは,空間内移動範囲が拡大し動きの自由度が高まったことが推察されました.また身体感覚・心理的側面では,動感の高まりが生じ,呼吸が楽になった事が読みとれ,身体の緊張が取れて緩みが回復し,空間表現がしやすくなったことで,演者(舞踊家),アスリート(柔道家)ともにパフォーマンスが向上したことが示唆されています。
研究活動
■ 最近の研究課題・キーワード
芸術実践論/舞台芸術学(時空間変容), 実験心理学, 身体学/身体教育/体育 (キーワード:performing arts_spatiotemporal variation, dance, psychology, kinesiology, movement, body-mind, behavioral modification,) 
■ 著書・論文歴
1. 著書  クラークソン・スクライナー:頭川昭子 監(1999)ダンストレーニングの科学   (共著) 1999/02
2. 論文  アスリートのための自力サポート〜舞踊の動きを応用した「全身連動性ムーブメント・アプローチ」 九州体育・スポーツ学研究 37(1),51-52頁 (共著) 2022/12
3. 論文  プロジェクト研究「withコロナ時代のダンス授業」. 舞踊教育学研究 23,37-38頁 (共著) 2022/03
4. 論文  快感覚と呼吸が導く,低速度全身連動性ムーブメント・アプローチ開発に関する研究 「舞踊教育学研究」 (日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門 舞踊研究会) 23,29-30頁 (単著) 2022/03
5. 論文  オンラインによる,エポックメーキングな「第 40 回」大会:<巻頭言> 「舞踊教育学研究」 (日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門 舞踊研究会) 22,1-2頁 (単著) 2021/03
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■ 学会発表
1. 2025/03/09 全身連動性を伴うゆっくり動くムーブメント・アプローチに関する研究:舞踊の滑らかな動きに着目して.(人工知能学会 第45回身体知研究会)
2. 2024/10/14 3次元動作解析システムを用いた,全身連動性を伴うゆっくり動くムーブメント・アプローチに関する研究(日本認知科学会第41回大会)
3. 2023/12/17 ゆっくり動く全身連動性を伴うムーブメント・アプローチの適用による事例研究〜心身に及ぼす影響に着目して〜(日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門 舞踊研究会 第 43 回全国創作舞踊研究発表会(岐阜大会))
4. 2023/12/02 全身連動性を伴うゆっくり動くムーブメント・ アプローチ作成へ向けた質的検討(舞踊学会)
5. 2022/08/28 アスリートのための自力サポート〜舞踊の動きを応用した「全身連動性ムーブメント・アプローチ」:〔全体テーマ:アスリートのためのコンディショニングサポート〕.(九州体育スポーツ学会第71回大会第5専門分科会シンポジウム(宮崎大会))
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■ 受賞学術賞
1. 2008/09 第10回記念なかの国際ダンスコンペティション(創作部門)センター・フィールド賞
2. 2001/01 NBA全国バレエコンクール 第4回NBA全国バレエコンクール(コンテンポラリー部門)審査委員長(ガリーナ・サムソバ)特別賞受賞
3. 1999/09 九州体育・スポーツ学会 九州体育・スポーツ学会奨励賞受賞論文
■ 展覧会・演奏会・競技会等
1. 2024/06/30~2024/06/30 第16回国際舞台芸術祭(シアターX)2024「Trans/Formations」<ソロ作品>(東京両国シアターX(カイ)劇場)
2. 2020/08/22~2020/08/23 ISHPES Congress Sapporo 2020 : opening gift dance (solo)(Japan: Hokkaido University)
3. 2019/03/23~2019/03/24 作品「邂逅」 (公演: 震災復興公演2019「飛天プロジェクト」Dinosaur's Feelings(恐竜の気持ち))(東京芸術劇場)
4. 2018/07/15 第13回国際舞台芸術祭2018<ソロ作品>「Intuition -沈黙は音と限りなく接する-」(東京両国シアターX(カイ))
5. 2016/07 第12回国際舞台芸術祭2016<ソロ作品>「Metamorphose (メタモルフォーゼ)」(東京両国シアターX(カイ))
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■ 研究シーズ集
1. 「研究シーズ集」:身体,動感,関節連動性のある動き,マインドフルネス,ボディ・マインド・アプローチ Link
■ researchmap
researchmap Link
■ 所属学会
1. 2025/04~ 人工知能学会
2. 2020/01~2025/03 日本マインドフルネス学会
3. 2016/09~ 認知科学会
4. 2004/09~2007/12 日本スポーツ心理学会
5. 2000/12~2014/12 九州スポーツ心理学会
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教育活動
■ 授業科目
1. ダンス
2. 体育・運動学研究A
3. 体育・運動学研究B
4. 体育科教材開発研究
5. 健康・スポーツ科学実習Ⅱ
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■ 卒業研究・修士論文等指導実績
1. 2024
(中島)
2. 2023
(永峰)教師の非言語的行動と授業への引き込み~生徒の興味・関心・意欲に着目して~
3. 2023
(阪井)衣装がもたらす演技者間の関係性と記憶の変化
4. 2021
(米澤)ゴールデンエイジ期の運動習慣に関する研究
5. 2021
(高橋)身体に表れる人の性格に関する研究〜学校教育現場での応用を目指して〜
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社会活動
■ 公開講座等
1. 2015
免許更新講習会:「身体表現の極意<基礎編>」
2. 2012
学部公開授業「健康・スポーツ科学実習 Ⅱ」(保健体育講座講義)
3. 2009
保健体育講座公開講座「スポーツ指導者の『腕』を磨く」:実技Ⅰ-a メタボ対策ダイエットエクササイズ.
4. 2008
保健体育講座公開講座「スポーツ指導者の『腕』を磨く」
5. 2007
保健体育講座公開講座「スポーツ指導者の『腕』を磨く」
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■ 講演・講義・研究会等実績
1. 2024
ムーブメント・リサーチ研究会
2. 2010
平成22年度健康運動指導士養成講習会「健康作り運動の実際」(エアロビックダンス(1)実習・(2)実習)講師
■ 審議会・委員会等の実績
1. 2020
2020年度日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門舞踊研究会(第40回全国創作舞踊研究発表会)プロジェクト研究実行委員会[委員]
2. 2020
令和元年度FFACステップアップ助成プログラム報告会審査アドバイザー
3. 2019
2019年度日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門 舞踊研究会「舞踊教育学研究」 第20号論文(1篇)審査員委員
4. 2024
2024年度日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門舞踊研究会 全国大会(福岡大会:第44回全国創作舞踊研究発表会)実行委員長
5. 2023
2023年度日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門舞踊研究会プロジェクト研究[委員長]
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