カワカミ ケンタロウ
川上 健太郎 所属 福岡教育大学 教育学部 音楽教育研究ユニット 職種 講師 |
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期間 | 2020/11 |
名称 | 川上健太郎ピアノ・リサイタル |
区分 | 演奏会 |
単独共同区分 | 単独 |
開催場所 | ソフィアザール・サロン |
出場形態 | 選手 |
発表者・共同発表者等 | 川上健太郎 |
発表・展示等 | (演奏曲) フォーレ:ノクターン 第3番 変イ長調 作品33-3 フォーレ:舟歌 第1番 イ短調 作品26 フォーレ:即興曲 第2番ヘ短調 作品31 フォーレ:ヴァルス・カプリス 第1番 イ長調 作品30 ショパン:ノクターン 第10番 変イ長調 作品32-2 ショパン:ワルツ 第5番変イ長調 作品42 ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 作品44 ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」作品53 (説明) サロンという空間の雰囲気や所蔵ピアノのもつ明るい音色に合った作品で構成されたプログラムを組んだ。フォーレの作品はどれも気品があるが、演奏家による誇張された表現があまり適さないことは作品のダイナミックスレンジを見ても明らかであると考える。そのため、彼の作品の持つ“端正さ”や“優雅さ”を表現するテンポ感や繊細な音色による内省的な表現を目指した。一方で、ショパンの作品では、(特にポロネーズでは顕著であるが)彼自身の激した感情や作品に込められた愛国心など、彼の内面を吐露するような感情的な側面を重視した表現をすることを意識した。ショパンに影響を存分に受けて作曲を始めたフォーレであるが、演奏会を通して、両者に共通した指や身体の使い方や、明らかに異なる音楽の方向性を表現する技法について考察することができた。 |