アリモト コウイチ
有元 康一 所属 福岡教育大学 大学院教育学研究科 教職実践研究ユニット 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/04 |
形態種別 | 速報、短報、研究ノート等(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 高木貞治著『新式算術講義』緒言を活用した教職大学院における「研究の心構え」の指導についての一考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 数学史研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本数学史学会 |
巻・号・頁 | 2(3),129-137頁 |
著者・共著者 | 有元 康一 |
概要 | 高木貞治博士は,代数的整数論を専門として数多くの業績を残した世界的な数学者である。高木は数学の研究者であるばかりでなく,著書『新式算術講義』において,自己の数学教育観について述べている。ここでは,数学教育に携わる指導者に対して,数学を学ぶことの意義を述べており,現代において,教職に就くことを希望している大学生や大学院生を含めて,数学の指導に従事している現職教員に重要な示唆を与えている。
そこで本論文では,著者がある大学の教職大学院の新入生に対して,院生が2年間の研究(課題演習)を行うにあたり,高木の緒言を取りあげて「研究の心構え」について講義した内容について述べ,この文献の教員養成の場での活用例を提示することにより,数学史研究における教員養成の視点からの意義について考察する。 |