トヨシマ ケイジ
Toyoshima Keiji
豊嶌 啓司 所属 福岡教育大学 教育学部 社会科教育研究ユニット 職種 再雇用教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 学術論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | アウトカムのための社会科市民的資質評価 −「真正の学力」論と「学習のための評価」論を手がかりに− |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育目標・評価学会紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 教育目標・評価学会 |
巻・号・頁 | (26),41-51頁 |
担当範囲 | 豊嶌啓司(福岡教育大学) 41-44・50-51頁・柴田康弘(飯塚市立小中一貫校頴田校教諭)7-11頁。 |
著者・共著者 | 豊嶌 啓司 |
概要 | 本小論は,社会科で育成すべき真正の学力としての市民的資質について,「学習指導と評価」の一体的な単元設計が可能となる基盤の枠組みと学習内実としての成果(アウトカム)を実証的に明らかにしようとするものである。成果は以下の3点である。まず1点目は,「裸の王様」問題に関わって,指導の結果(アウトプット)に留まらず,学習の成果(アウトカム)の視点から,市民的資質の学習指導と評価を一体化する枠組みを実証的に明らかにすることができた。2点目は,「教室のファンタジー」問題に関わって,パフォーマンス課題の真正性は,現実世界への挑戦感を伴う「よい判断」とそれを通して明らかにされる「理解」を見るためであることを,社会科で育成すべき「真正の学力」論の検討から明らかにした。3点目は,「真正の学力」論と「学習のための評価」論の接点を,現実世界への挑戦感として学び手の動機づけや自尊心への影響等「学習経験としての意味」に見出し,市民的資質育成のレリバンスを捉えた。 |