ナカムラ シュンヤ   Nakamura Shunya
  中村 俊哉
   所属   福岡教育大学  教育学部 教育心理研究ユニット
   職種   再雇用教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/03
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 臨床心理学と姿勢・健康改善とに見られる回復機序の研究 : ナラティヴの組み合わせについて
執筆形態 単著
掲載誌名 福岡教育大学紀要. 第四分冊, 教職科編
掲載区分国内
出版社・発行元 福岡教育大学
巻・号・頁 (73),117-117頁
総ページ数 15
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 中村俊哉
概要 筆者はこの3年間,授業や講習の半ばの時間帯で姿勢改善のプログラムを実施し,呼吸法やストレッチを取り入れてきた。継続的に実施する中で,その体験報告などから,改善のための変化には一定の機序があると考えるようになった。それぞれ専門家の改善のためのナラティヴを組み合わせること,固い床によるチェックなどで,自分の姿勢のゆがみを認識することも可能になること,無意識的に抜け落ちている活動の要素を再認識すること,エクセサイズの時間だけでなく日常生活に般化させること,そしてお互いの体験をフィードバックするが重要であることなどが示された。そして,臨床心理学の治癒機序,治療機序と,身体変化や健康改善の改善機序との異同を検討し,ナラティヴ・セラピーにおけるリフレクティングプロセスとの類似を指摘した。また,学問,領域間の垣根を超えることが重要であることを論じた。