コハグラ カオリ
古波藏 香 所属 福岡教育大学 教育学部 学校教育研究ユニット 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 平和教育における「加害者性」をめぐる問題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 教育学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中国四国教育学会 |
巻・号・頁 | 58(1),13-18頁 |
著者・共著者 | 古波藏香 |
概要 | 本論では,日本が戦時中に行った加害の歴史に焦点化した平和教育の方法論について考察を試みた。この考察から明らかとなったのは,「被害―加害」という二項対立図式のみで物事を判断することの危うさと,問題解決の方途が傷ついた他者への「同一化」という心情理解に終始してしまい,戦争がなぜ起こったのかという構造理解にまで向けられていないという問題性である。これらの考察は,教育原理における重要な課題を検討するための基礎的な概念と図式を提供するものである。 |